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「ノルディック スリープが生まれた国、デンマーク」vol.2
ノルディック スリープ スタッフのアキです。
みなさんに、ノルディック スリープが生まれた国をもっと知ってもらいたくて。
ちょっとずつ、デンマークの習慣や文化を紹介していこうと思います。
Vol.2をお送りする今回は、12月のデンマークについて。
この時期のデンマークは、とっても暗くて寒く、1年間のなかでも過酷な時期です。
日照時間が短く、夕方にはすでに真っ暗で、平均気温も2℃前後ほど。
ですが同時に、明るくあたたかい時期でもあります。
そう、デンマーク人にとって大切な、クリスマスシーズンがやってくるから。
―【でもどうして、デンマークにとってクリスマスはこんなに大切なんだろう?】
ノルディック スリープのデンマークスタッフに、聞いてみました。
『デンマークの冬は、とっても寒くて、暗いもの。
でも12月になると、わたしたちはキャンドルを灯し、飾り付けをして、クリスマスをお祝いするの。
普通のヒュッゲと、クリスマスのヒュッゲは、あまり変わらないけど、
クリスマスは“ヒュッゲをするのに完璧な時期”といえるわ。
キャンドルを灯して、ごちそうやクッキーを食べて、みんなで会話を楽しむ。
まさに、ヒュッゲな過ごし方!
だから、デンマークにとって大事な文化といえるわね。』
―【デンマークらしいクリスマスの過ごしかたってある?】
『多くの国では25日にクリスマスをお祝いするけど、北欧は24日の夕方ごろからお祝いするわね。
これは、バイキング時代からの伝統で、日が暗くなる16時頃からクリスマスがはじまるの。
そしてクリスマスの夜は、家族や友達と過ごす大事な時間。
クリスマスクッキーを食べたり、Gløgg(クリスマスのホットワイン)を飲んだり、
おいしいクリスマスのごちそうをみんなで囲んで。
食事の後には、クリスマスツリーをまわりながら歌うのも、デンマークらしいクリスマスね。
そのあとは、みんなでプレゼント交換をしたりするわ。』
デンマークの人々は、家族や友人、恋人と一緒に、家の中でクリスマスを過ごします。
クリスマスシーズンは町へでかけても、人々はほぼいません。
なぜなら、おうちのなかで、それぞれのヒュッゲを楽しんでいるから。
デンマークについて語るとき、やはり欠かせないのは<Hygge>(ヒュッゲ)。
そのなかでも、クリスマスシーズンはたくさんのヒュッゲにあふれているんですね。
でもそもそも、ヒュッゲってことば、どこから来たんだろう。
<Hygge>-。じつは、ノルウェー語が由来といわれております。
当初、ノルウェー語でのHyggeは「well-being (健康で快適な幸福の状態)」という意味だったそうです。
Hyggeがデンマーク語として入ってきたのは、18世紀の終わりごろ。
14世紀から19世紀初頭、デンマークとノルウェーはひとつの国だったころに、言語が混在したのが由来だと考えられています。
また一方で、ドイツ語の“hugjan”や、古い英語にある“hycgan”も由来といわれています。
こちらは、『考える』『快適』『ムード』『ハグ』『幸福』『健康』など、たくさんの意味をもつそう。
これらも転じて、現在<Hygge>の語源であるといわれております。
今日表現されるヒュッゲは、正確な由来は無いと言われています。いくつかの要素が合い重なり、うまれたものだからです。
だからこそ、翻訳するのがむずかしいと言われているのも納得。
でもそれぞれどこか、なんとなく共通してる要素がみられますね。
ちなみに、クリスマスを表すデンマーク語のひとつに、<Julehygge>という単語があります。
直訳して、「クリスマスのヒュッゲ」。
クリスマスだけにつかう、ヒュッゲの言葉!なんてすてき。
メリークリスマス、みなさんはどんなヒュッゲを過ごしますか。
参考
https://www.visitdenmark.com/denmark/highlights/hygge/what-hygge
『The Little Book of Hygge』/by Meik Wiking/PENGUIN BOOKS/January.17.2017
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デンマークのクリスマススイーツ、“Risalamande”では、アーモンドを当てて歯を痛めました。
クリスマスの良い思い出です。
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