【寒くなるまえに】
寝心地ばつぐん&丸洗いOK。
北欧で見つけた秋冬も快適に眠れる工夫

北欧、暮らしの道具店「BRAND NOTE」
(この記事は、『北欧、暮らしの道具店』で公開された記事です)
ライター 嶌陽子

BRAND NOTE

朝晩が少しずつ肌寒くなってきました。寝室や寝具の冬支度の時季もすぐそこです。

今回取り上げるのは、北欧・デンマーク発の寝具ブランド、ノルディック スリープ。過去に何度か枕と掛け布団を紹介したところ、「ふかふかの温かさや通気性に惹かれる」「洗濯機で丸洗いできるのが嬉しい」など、大きな反響をいただきました。

今年の秋冬も温かく快適に眠れるよう、あらためてこの寝具の特徴をクローズアップ。またノルディック スリープのふるさとである北欧で見つけた、寒い冬の夜を心地よく過ごすための工夫も紹介します。

森 百合子さん、北欧の冬支度について教えてください

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訪ねたのは北欧ジャーナリストの森 百合子(もり ゆりこ)さん。15年ほど前に初めて北欧を訪れて以来、現地のライフスタイルや食、インテリアなどに関するさまざまな情報を発信しています。

夫婦2人で暮らすのは、都内の古い一軒家。フリーランスで仕事をしている森さんは特に体が資本と感じているため、睡眠をとても大事にしていると話してくれました。

森さん:「ぐっすり寝て翌朝気持ちよく起きられると、その日はしっかり仕事を頑張れます。
だから寝室をリラックスできる空間に整えることや、自分に合う寝具を選ぶことはとても大切だと考えています。私は寒がりなので、冬は特に温かくして安眠したいですね」

これまで冬にも何度も北欧を訪れていて、友人宅に泊まることもあるという森さん。現地で知って以来、自分の暮らしにも取り入れているという冬の寝る前の過ごし方について聞いてみました。

自然とおやすみモードに。北欧流、冬の夜のひと工夫

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森さん:「特に参考になったのが照明の使い方。北欧の冬は暗い時間が長いのですが、だからといって部屋を明るくしすぎないんです。日本だとひとつの照明で部屋全体を明るくすることが多いですが、北欧の家ではさまざまな照明やキャンドルの灯りなど、小さめの灯りを組み合わせて心地よい明るさを作っています。

明るすぎず、穏やかな灯りのある部屋で過ごしていると、心身がおやすみモードに入りやすい気がします。
我が家でも小さな照明を部屋のあちこちにつけて、夜はなるべくやさしい光を作るようにしています」

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森さん:「寒くなってくるとカーテンを温かな色味に替えたり、ブランケットを出したりと、インテリアの衣替えもします。そうした部屋の冬支度も北欧の友人たちとの交流から取り入れるようになったことです。 それから冬の夜、寝る前によく飲むのが北欧のホットワイン、グロッグ。赤ワインにスパイスを入れて温めたものです。自分で作ることもあれば、市販のものを買うことも。体が温まるし、程よくリラックスできて気に入っています」

温かくて寝返りも打ちやすい。体がラクな掛け布団でした

BRAND NOTE ▲アクセントとなる壁紙はスウェーデンの建築家、スウェン・マルケリウスがデザインしたもの。まわりの壁紙も薄いブルー。気持ちが落ち着く空間。

冬の夜の過ごし方を教えてくれた森さんに、ノルディック スリープの掛け布団を試してもらいました。

掛け布団は、スプリング、サマー、オータム、ウインターの4種類。それぞれ厚みや重さが異なります。今回、森さんが試したのは室内温度10℃前後での使用を想定しているウインターでした。

森さん:「寒がりなのでお布団は温かいほうがいいのですが、一方で重いのも苦手。これはきちんと温かいけれど重たすぎず、快適でした。
もうひとつ印象的だったのは、適度なコシと弾力があること。軽すぎず、柔らかすぎないせいか体にまとわりつかず、寝返りもうちやすくて体がラクでした」

BRAND NOTE ▲ポリエチレンとポリエステルに特殊加工を施した独自素材「フォスフレイクス」。ダニやほこりを防ぐつくり。

森さんの印象に残った程よい「コシと弾力」の理由は、詰め物に使われている独自素材「フォスフレイクス」です。

繊維片(フレイク)の間に空気を取り込む力に優れているため、フカフカな弾力が生まれます。同時に空気の層を作ることで寒い時季でも温かさをキープ。通気性もよいのでさらっとしていて蒸れる心配もありません。

仕事でこりがちな首や肩も安心。フィットする枕でしっかり眠れる

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次に試してもらったのが枕。ノルディック スリープのスタンダードな枕は、低めでやわらかい「ミディアムロー」、標準的な高さと硬さの「ミディアムハイ」、しっかりとした高さと硬さの「ファーム」の3種類。低めの枕が好きな森さんは「ミディアムロー」を選びました。

森さん:「首にフィットする感じが心地よく、快適に眠れました。私はパソコンに向かう仕事が多いので首や肩がこりがち。枕が合わないと、朝起きて首に痛みを感じることも多いのですが、この枕はそれがありませんでした。
夫は『ミディアムハイ』を使ってみたところ、『適度な弾力があって沈みすぎず、違和感なく眠れる。首や頭がラク』と気に入っているようです」

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しなやかさも備えた独自素材フォスフレイクスは、頭や首の形、向きに合わせて枕がフレキシブルに凹んだり形を変えてくれます。また、通気性がよいので頭を乗せても熱がこもりにくいのも特徴です。

しなやかな肌触りが気持ちいい
オリジナルカバー

BRAND NOTE ▲高密度のコットン100パーセントでつくられているオリジナルカバーはダニの通過率ゼロ

星柄が織り込まれたオリジナルカバーは「スノー」「スカイ」「ローズ」の3色展開。森さんは寝室の雰囲気に合わせて薄い水色の「スカイ」をセレクトしました。

森さん:「この肌触りもとても好きです。張りがあってしなやかで、気持ちよく眠ることができます。星柄がさりげなく織り込まれているのもシンプルでいいですね。
年齢を重ねるとともに、肌触りは心地よさに直結していることをつくづく実感するようになりました。部屋着や寝具もできるだけ肌触りのよいものに変えていきたいと思っているので、このカバーは嬉しいです」

洗濯機丸洗いOKだから、自分のペースで清潔を保てる

BRAND NOTE ▲枕を洗う場合、洗濯機は5kg以上、掛け布団の場合は8kg以上が推奨。水洗いはもちろん、60度以下のお湯洗いもおすすめ。丸洗い出来てアレル物質対策ができるため、日本アトピー協会推薦品。

ノルディック スリープのもうひとつの大きな特徴は、洗濯機で丸洗いができること。森さんにとっては初めての体験でした。

森さん:「今まではお手入れというと、枕や布団を干すくらいしかできていなくて。だから汚れが気になった時に洗濯機で洗えるのはいいですね。特に枕は汚れが気になりやすいので、洗えるのはありがたいです」

BRAND NOTE ▲低温(60度以下)設定の乾燥機で乾かすことも可能です。

繰り返し洗っても、ボリュームが損なわれたり型崩れしたりすることはなく、むしろ新品のようなフカフカ感がよみがえります。花粉・アレル物質を洗って落としたい人にもおすすめです。

シンプルで長く使える。そんな北欧らしい寝具で冬もぐっすり

BRAND NOTE ▲イエローの部屋着は厚みのあるリトアニアリネン100%のもの。「肌触りがよく、温かさもある」と秋冬にも愛用。

森さん:「寝るのはもともと好きですが、本格的に寒くなってくるこれからの時季、体に合った質の良い寝具があるとお布団に入るのがますます楽しみになりそうです。
デザインがシンプルで、お手入れしながら長く使えるように作られている、というのはこれまで見てきた北欧のものづくりの姿勢にも通じます。

製品だけでなくパッケージにも環境への配慮がされている*のも、環境先進国のデンマークらしいなと思いました。 私も北欧へ行くようになってから、長く使えるもの、環境に配慮した製品をもっと取り入れたいと思うようになりました。ノルディック スリープは快適に使えて、さらにサスティナブルな製品なのがいいですね」

*…ノルディック スリープの製品は有害物質を一切使わず、環境保護基準に従い製造されたという証である、繊維製品の国際的な安全基準「エコテックス®」の認証を受けている。寝具が入った専用バッグもサスティナブルな素材。

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北欧に精通している森さんらしい視点を通じて、あらためて見えてきたノルディック スリープの魅力。

快適な寝心地はもちろんのこと、シンプルなデザインや自宅で洗えて清潔を保てる点など、「よいものを長く使い続ける」という思いが息づいた北欧ならではの寝具なのだと実感しました。

照明や布使い、飲み物など、森さんが教えてくれた工夫も取り入れて心身を温め、心地よい寝具で眠る。そんなふうに過ごせたら、寒い冬の夜も大きな楽しみに変わりそうです。

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【写真】濱津和貴

森 百合子
森 百合子
北欧5カ国で取材を重ね、ライフスタイルやデザイン、旅情報を中心に執筆。主な著書に『3日でまわる北欧』(トゥーヴァージンズ)、『北欧のおもてなし』(主婦の友社)など。新刊『日本の住まいで楽しむ 北欧インテリアのベーシック』(パイ インターナショナル)では築87年になる自宅で北欧インテリアを楽しむノウハウを伝えている。北欧の食器とテキスタイルの店『Sticka スティッカ』も運営。
https://hokuobook.com/
北欧、暮らしの道具店
https://hokuohkurashi.com/note/244238

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